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音と言の結晶

今日もきっと不貞寝日和
No  4

1.5・1.5・1 のアクセント

 明日提出のレポートには目を瞑りつつ。友人知人がセンター試験を受けているであろう時分にMIX作業、その片手間にこれ。作曲が煮詰まるのは結構速いのだけれど、MIXが行き詰るのも早いのです。
 
 最初にオーケストラの音作りに手を出したのが、高校1年の5月頃。今から3年半前のこと。吹奏楽を引退して半年経ったころで、それまで吹奏楽の編成でやっていたのをどういうわけか管弦楽にシフトしたらしい。その影に何があったかは憶えてないけど、単純にオーケストラの響きが好きだったのかもしれない。
 ただ、その編成を見ると実は赤面もので。弦楽器の特性とか担当音域とかがぐっちゃりだったり、どう考えても演奏できない音高を入力してたり。そもそも弦が7トラックっておかしいだろ……。みたいな状況でしたとさ。それでも、当時公開していた「プレイヤーズ王国」ではDL数、再生数、お気に入り数で全て1位をとっていたり。カテゴリが「ゲームミュージック」だったからだと思う。RPGの戦闘シーン曲を意識したし。脳内カテゴライズは「ゲームオーケストラ」。
 その年の夏ごろに「オケとメタルの融合」などと銘打ってまたなんかやったわけですが、それも相変わらずオーケストラとは呼べる代物ではなくて。今思えばあれがシンフォニックメタルだったのかしらーとか思ったり。
 「オーケストラ風」の例に漏れず、当時のデータを見ると、スネアドラムをたったかたったか鳴らしてたり、低音のリズムが「付点付点四分」と典型的ゲームオーケストラな構成だったり。イントロ→Aメロ→Bメロ→サビ みたいな構成だったり。
 別にそういう構成や編成が幼稚とか悪いとかじゃなくて(実際そういうDTM的音楽に対する批判の声はあるけど)、自分のやりたいこととは結構遠ざかってたのかもしれない。で、2006年の1月に転機となる1曲を作って、視界が開けたというか。そしてその直後東方にずっぱまり、高じてアレンジに手を出すという激動の高校一年生。若かった。
 いわゆる「疾走系」や、ゲームのBGMとしてのオケも作っていて楽しいのだけれど、自分が本当に作りたいのは、もっとゆったり構えていたり、しっとりしたものなんだって気付いてから作風が変わったと思う。2008年の曲は極端にパーカッションが少なくなってるし、テンポ自体が大分緩くなっている。
 型にはまってるみたいで好ましい言い方じゃないけど、もともと、結構な数のオーケストラ曲はパーカッション自体そんなに使わないし、弦や管がリズムを刻むことが多い。行き過ぎた打楽器は響きを殺すとも思う。 
 オーケストラとしてやりたかったことがよく現われているのが、オリジナルなら「倭国幻奏」、アレンジなら「流れ光」。この二曲、特に流れ光のほうはほとんど打楽器を使わず(1小節だけ登場)、リズム自体もほとんど刻まないで、複数の旋律をただ絡ませ続けたもの。
 テンポもゆっくり目で、リズムは主張させすぎずに、和音主体で…ってそりゃ最近の曲が長くなっているわけだ。


 こんなことだらだら書いて何言いたいかっていうと、何もないんだなこれが。
 まぁいいや、チラ裏チル裏。
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