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音と言の結晶

今日もきっと不貞寝日和
No  75

SC-88Pro

 テト誕に向けて新曲を作っているのですが、今回はほとんどの楽器の音をVSTiで出すことに挑戦しています。

 DAW全盛時代にこんな書き方をすると普段どんな作り方をしているんだと思われそうですが、ぼくは普段ハードモジュールから出た音を録音して素材として使っているのです。
 そのときに使うのが、もはや戦友とも言える「ハチプロ」こと ROLAND SC-88Proです。

ハチプロとUA-55

 こちら、いま人気のオーディオ・インターフェイスUA-55(上)と重ねたときのハチプロ(下)。
 この筐体にMIDIケーブル経由でシーケンサから命令して、再生される音をI/Fで録音し、そのwavファイルをDAWで編集するいうやり方で曲を作っています。
 この作り方を始めたのも割と最近で、元々はほとんどシーケンサ上でやってほぼ一発録りというやり方をやっていたため、mixの知識がほとんど無かったでした。ここ1年くらいで勉強したけど。

 ハチプロと言えば、YAMAHAのMU500と並び、GS音源とXG音源の一時代を築いたハードモジュールでして、ぼくもDTMを始めた10年ほど前にその音に惚れ込み、かれこれ7年間使ってきました。「紅時雨」や「White Path」なんかは出音は全部ハチプロで作っています(もちろん録音後にプラグインエフェクトも使いますが)。
 エクスクルーシブ・メッセージ(専用の命令)を埋め込んだmidiデータと筐体があれば、演奏を完全に再現できるという点で、かつてはネットのそこここにアップされていたmidiデータを見つつ音を聴き、音作りの勉強をしていたものです。

 ハード音源の利点は、VSTiみたいにメモリを食わないこと、昔懐かしいサウンドを操れること、筐体を持ってることでインテリアになるということといったあたりでしょうか。デメリットは場所を取ること、録音の手間が掛かること。

 
 で、話を戻すと、今回は使い慣れたDominoとハチプロで作曲だけして、音作りは去年の暮れから使い始めたSONAR LE上でやってしまおうと思ったのです。なんだかんだいってもこの筐体、15年も前のものでして、音は悪く言っちゃえば細くてチープでして、最近は鍵盤と生ドラムは完全にVSTiに移行しています。

 ただしかし、SONAR X1 LEさんってば、インストゥルメントを同時に8つまでしか使えないときたもので、バウンスしたりフリーズ機能使ったりでだましだまし確保しているという感じです(パライコが使いやすいからトラック制限があってもSONARを使う)。でも音は格段に向上というか、近代化した感じ。録音のノイズも乗らないし。

 あとは慣れない環境で2週間でちゃんと作り上げられるかどうか、ですね。


 最近毎日言ってる気がするけど、製品版のDAW欲しい。旅行したからお金無い……。


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